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SH-60Kは、日本の海上自衛隊がSH-60Jを基にして、三菱重工業と防衛庁(当時)で独自に改造開発を行い、哨戒能力の向上を目指した哨戒ヘリコプターである〔自衛隊装備年鑑 2006-2007 朝雲新聞 P320 ISBN 4-7509-1027-9〕。 == 開発経緯 == === 背景 === SH-60 シーホークは元々対潜哨戒専用に作られたヘリコプターであり、1991年(平成3年)から配備したSH-60Jでは捜索用電子機器を大量に搭載したため機内空間が狭く、ヘリコプターが本来持つ汎用性に欠ける面があった。 また、武装はMk46短魚雷2本のみであり、74式機関銃を搭載する場合は装備品の一部を取り外さなければならず、通常の潜水艦捜索任務に加え、不審船など脅威対象の変化や、阪神・淡路大震災を教訓として大規模災害など突発的な事態への対処など、任務の多様化が求められ、SH-60Jの老朽による代替を機に、能力向上を図るべく、同機を基にした日本独自の改造開発が行われた。 SH-60K開発にあたっての競合機としてはNHインダストリーズ NH90、掃海輸送ヘリMCH-101としてひゅうが型ヘリコプター護衛艦での運用が決定していたアグスタウェストランド AW101、三菱重工業が共同開発と分担生産しているシコルスキー S-92があった。これらの機体の落選理由は、時期の問題に加えてNFH90はペイロード余裕小、EH101はむらさめ型汎用護衛艦への格納不可、S-92は要甲板補強であった〔平成13年度 事前の事業評価 哨戒ヘリコプター(SH-60K) http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/13/jizen/honbun/06.pdf〕。 なお、対潜哨戒機の改造開発の例としては、川崎重工業のP-2J おおわしやHSS-2A/B ちどりが挙げられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SH-60K (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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